リアルな恋愛ネタ

富豪イケメン編・海外で5日間だけの恋をしました《後日談・The Final》

 

この記事は、『海外で5日間だけの恋をしました』の後日談になります。

前回のお話の続きになりますので、まずは前回の記事からお読み読み下さい。

 

富豪イケメン海外に定住

「富豪イケメンの連絡はもう返さない」

そう決めたはずなのに、私の意思は弱かった。

 

なかなか返信がない事に心配したのか「大丈夫?」と追って届くLINEに、我慢できずに返信してしまった。

 

「遅くなってごめんね、無事帰国しました。疲れててずっと寝てたよ。」

 

当たり障りのない内容で返信した。

富豪イケメンから返事はすぐ届いた。

「無事で良かった。今後日本を行き来する事もなくなったから色々手続きしに来月東京に少し帰ろうと思ってるよ。そっちまで行くから会える?」

 

彼は今まで東京と海外を行き来する生活をしていたみたいだけど、仕事の都合上、今後日本に来ることがほとんどなくなったみたいだ。
だから、日本に所有する家や物を処分する為に一時帰国するようだ。

 

私は何気にショックが大きかった。
付き合えなくても、結婚できなくても、”東京の人”だったら「たまに会えたらそれでいいかな」って淡い期待があったから。

 

「もう日本には戻らないんだね、寂しいな。来月いつ日本にいるの?」

「たまには遊ぼうね。いつでも△△においで。来月○○日〜○○日頃かな。誕生日の翌日には海外に戻るよ」

「○○日誕生日なの?△△で色んな所連れてってもらってご馳走してもらったから、誕生日とサヨナラパーティー兼ねて今度は私がお祝いするよ!」

「お祝い嬉しい!それより何よりもLiLikaちゃんにまた会えることがすごく楽しみだよ」

「最後の日本なら温泉旅館で過ごすとかどう?」

「温泉いいね、すごい行きたい!」

 

もう連絡しないなんて言ってたのに、あれよあれよと富豪イケメンの誕生日に温泉デートする事が決まった。

前回の海外では、本当に与えてもらってばかりだったし、感謝の気持ちを込めて本当にお返しとしてもお祝いしたかった。

 

 

東京に一時帰国する富豪イケメンと、地方住まいの私。

どこの温泉にするか迷ったが、富豪イケメンは「温泉は入れたら何でもいい、LiLikaちゃんとゆっくり出来たらそれでいい」と言い、私の居住地から近いところを指定した。

多分交通費とか負担がかからないようにって考えてくれたんだと思う。

 

私は有名な温泉旅館の客室露天風呂付きのスイートルームを予約した。
海外では富豪イケメンが高級ホテルのスイートルームを用意してくれたので、そのお返し。

富豪イケメンにまた会える嬉しさと、これで彼に会うのも最後になるんだという寂しさで気持ちが半々でとても複雑な気分だった。

 

温泉旅行デート当日

昼過ぎに温泉旅館の最寄駅で待ち合わせた。

駅のホームに到着。

 

「着いたよ」

そう富豪イケメンからLINEが入っていて、私は足早に改札に向かう。

 

富豪イケメン発見!!

改札を出て彼の元に向かう。

 

「LiLikaちゃん久しぶり」笑顔で両手を開ける彼。

 

私は躊躇する事なく彼の腕の中に飛び込んだ。

「久しぶり富豪イケメン!会いたかった!!」

 

こうやって自分の気持ちに素直に行動できるようになったのは、N君の時の素直になれなかった失敗のおかげ。

“自分の気持ちに素直に行動する”事がこんなに気持ち良いものなんだって初めて知った。

 

タクシーで旅館まで向かう。
女将さんたちのお出迎え。

本来スイートルーム宿泊客は直接室内でのチェックインなんだけど、今回は事前にロビーでのチェックインにしてもらった。

到着する前にこっそり百貨店で誕生日ケーキを買っていて、誕生日を迎える0時過ぎにスタッフさんに部屋まで持ってきてもらうというサプライズ作戦を事前に立てていて旅館の方とも打ち合わせ済みだったのです。
彼がソファで外の景色を見ながらお茶している間に、こっそり受付の方に渡す事に成功。

「すいません、お手数おかけしますがよろしくお願いします」
「いえいえ、任せて下さい」
笑顔で対応してくれるスタッフさん。

 

 

そして部屋に案内される。

 

(※画像はイメージです)

 

「すごいっ、なにこの部屋!」

素晴らしい絶景に、客室露天風呂がついていて、広いお部屋に、高級スキンケアセット。
テンションが上がるLiLika。

 

浴衣を用意してもらい、着付けてもらう。

私、実は男性の着物姿フェチなんです。

 

富豪イケメンの浴衣姿は…最高でしたw
イケメンの浴衣姿とか最強すぎだろ。

「富豪イケメン!カッコいいいいい!!!」って思わず抱きつく。

 

普段全く甘えたりしない私が急に抱きついてくるもんだから、富豪イケメンもびっくりしていた。
ニヤニヤしながら抱きついて離れない私。

「何何!?w 可愛いなLiLikaちゃん」

 

 

そして先ずは夜の食事までに大浴場へ。
平日だからか他のお客さんは少ない。

ゆっくり温泉を一人で堪能した。

 

富豪イケメンの見ている先

 

「ただいまぁ」

「おかえり、遅かったね」

部屋に戻ると、彼は読書中だった。

富豪イケメンという人間はどういった本を読むんだろう?
気になり、すかさず彼の元へダッシュ!

「何読んでるのーー!!┌(๑ʘ∀ʘ)┘」

 

そこには並べられていたのは、生物工学、分子遺伝学、近代哲学など様々な本だった。

「えっ…あなた一体何者?w…」

ふふっと笑う富豪イケメン。

 

いくつもの事業で成功して、友達も家族も必要とせず海外で暮らし、何億という資産を築き、彼の次なる目標は一体何なんだろう?
私にはこの人が未来に何を見ているのか分からない。
何を目指していているのか分からない。

でも、だからこそ惹かれてしまうんだろう。底が見えない彼自身に。

 

たかだか温泉一泊なのに7冊ほど本を持ってきていた富豪イケメン。
フォトリーディングが出来る人は読むスピードが一般の人よりも格段に早い。

 

「読書ってさ、どの本を読もうかな?って読む本を選ぶのにそもそも時間かからない?」

「どの本を読むかなんて選ばないよ。身につけたい知識があれば片っ端から全部読むんだよ。読書する事が目的になっている人はそうかもしれないね」

私はこの答えに衝撃を受けた。

本当に知識を身に付けたいと思った人は、潔い。
どのやり方が効率的か、どの本を読めば良いかなんて考えない
片っ端から読んで、全ての知識を身につけていく。

ビジネスでもそうだ。私はいつも「効率よく結果を出すには?」と考えて、結局スタートが遅れることが多い。
先行者利益は確実に存在する。1から2へ、1から10へ、1から100にするのは比較的簡単であっても、0から1にするのが一番難しいんだ。
だから、まずは闇雲であっても見切り発車をしてしまう事が大事。スタートを切ってしまえば勝手に加速するものだ。
その事に改めて気付かせてくれた。

 

 

あ、話それてきた(笑)

 

 

「私も読む!!!」

富豪イケメンの頭の中を覗いてみたくて一冊手にとって、読み始めてみた。

1ページ読むのにすごく時間がかかる。
全く理解不能な単語が次々と出てくるから、スマホ片手に単語を検索しながら読み進めていくけれど、内容が難しすぎて頭に入らない。

 

15分ほどして眠気が限界にきた(笑)←早い

「あーーー、難しい!!」

ギブアップして大の字でうつぶせに寝転ぶLiLika。

 

「あははw ねぇ?上乗っていい?」

 

富豪イケメンが私の体の上に覆かぶさるように乗ってひっついてきた。

「LiLikaちゃんあったかーい」

「おっもwww」

「重い?じゃあマッサージしてあげるね」

 

出た、富豪イケメンの奉仕力!
首、肩から背中、腰、足と入念にマッサージしてくれる。

 

「LiLikaちゃん、顔が笑ってる」

「だって気持ちいいもーん」

 

「じゃあここは?」

「ちょっとやめてよw」

 

「…俺…欲情してきちゃった」

耳元で囁く声にゾクゾク。

 

「LiLikaちゃん、こっち向いて」

そして…

 

 

※この先の行為は想像にお任せしますwww

 

 

 

その後、夜の食事は美味しい懐石料理をいただいて、旅館周りを手を繋いで少しお散歩。

そしてまた温泉へ。
ゆっくり温泉を楽しみ、スキンケアを入念にしていたら時間はあっという間に夜23時を回っていた。

急いで部屋に戻る。

 

 

「遅かったね〜」

「時間かかっちゃった、もうすぐ誕生日だね」

「そうだね」

 

「カウントダウンしよう!」

 

誕生日を迎える0時の、30秒前からカウントダウンを始めた。

「5、4、3、2、1、ハッピバースデー!富豪イケメン誕生日おめでとー!!」
そう言いながら彼に抱きついた。

「あはは、ありがとうw」

 

すると部屋のチャイムが鳴った。

「はーい」

彼に先を越されないように急いで向かう。

扉を開けると、そこにはケーキを持ってきてくれたスタッフの方が。
小声で「ありがとうございます」とお礼言い、ケーキを持って富豪イケメンの元へ。

 

「ハッピバースデートゥーユー♪ハッピバースデートゥユー♪」

「ええええええええ!?」

驚いてる様子の富豪イケメン。

 

「どうしたのこのケーキ!!?」

「百貨店で買ってきてたんだよー」

「え!LiLikaちゃんここ来る時持ってたっけ?!」

「へへへー隠してたw」

「うわーありがとう!本当に嬉しい!!!」

嬉しそうにケーキの写メを撮る富豪イケメン。
コーヒーを淹れ、豪快にホールケーキにフォークをブッ刺しながら食べる二人w

2人で食べるホールケーキは半分でギブアップした。

 

 

驚きの提案

歯を磨いて寝る準備を万全にしてベッドイン。

そして、二回戦が始まる。

 

確かに彼は空気を作るのは上手だし、テクニックも申し分ない。

けれど、何度肌を重ねても温度は感じられなくて。
目の前にいるはずなのに、何故か存在するのかも疑わしくて。
何度キスされても、何度強く抱きしめられても愛は感じられなかった。

 

事が終了し抱き合いながら「これで最後かぁ」と、ふと声が漏れた。

「別に最後じゃないでしょ」

 

「いや最後だよ。だって私、来年結婚するから。」

「えっ!!?相手いるの!?」

「まだ。でもそろそろ子供欲しいし来年には結婚すると思う。何となくそんな気がする。」

 

そんな気がするわけがない。

こちとら必死に1年ほど婚活してるのにそう簡単に結婚できてたらとっくにしとるわ(笑)
ただ、こう言って『私とはもう会えない』と知ったら、富豪イケメンがどんな反応をするのか、それが見たかった。

 

 

すると予想を遥かに超える言葉が返ってきた。

 

 

「……じゃあ来年、もし結婚相手が見つからなかったら、俺の遺伝子をあげるよ」

「えっ?」

 

「俺との子供産みなよ。」

「……マジ?」

 

「うん、一生の生活費も用意するよ。 俺の遺伝子は相当良い遺伝子だと思うよw」

「富豪イケメンの遺伝子欲しい!!
……いや、でもパパも欲しいからやっぱり無理。」

「交渉決裂だね」

 

 

正直このセリフに、私は悲しさと嬉しさの両方の気持ちが湧いたんだ。

”私との結婚”は全く考えていない事に悲しくなって。
でも自分の子供を作るのに、相手が私でも良いと判断してくれた事に嬉しくなった。

 

眠りにつく間、割と真剣に考えた。
「滅多に会えなくても、美形で頭が良い彼の遺伝子の子供と暮らす毎日も、それはそれで幸せかもしれないなぁ」

それにしても、こんな提案をする彼はやっぱりサイコパスだ。
本気で検討してしまってる私もまた同じような類いなのかもしれないけれど。

 

 

翌日

朝から客室露天風呂に浸かり、チェックアウト時間まで部屋でのんびり過ごした。

そして観光地に向かった。

 

美味しいものを食べて、美しい景色に魅了され、神社で参拝した。

(富豪イケメンが海外でも健康で、彼らしく過ごせますように。私は日本で頑張ります。見守っていてください。)と唱えた。

 

「ねぇ、富豪イケメンは何てお願いしたのー?」

ただでさえ変わってる富豪イケメンだ。
きっとお願い事も人とは違うんだろう。答えを知るのがワクワクした。

 

「俺は神様にお願い事はしないよ。」

「じゃあ何て言ったの?」

 

「”何かあったらいつでも俺のこと頼っていいよ”って伝えたよ」

「あはは、神様と同じ目線でいる人初めてみたwww」

「俺も神だもん」

「デスノートの主人公かよwww」

「wwwww」

 

笑ったけど、ちょっと格好いいと思ってしまった私は厨二病でしょうか。

 

腕を組んで笑いながら歩く私たちは、どこからどう見ても、普通の恋人同士にしか見えないだろう。

でも、今日で最後。

今日で二人はサヨナラして今後二度と会う事がないなんて誰も想像できないだろうな。
なんてどうでもいいことを考えていた。

 

 

別れの時

駅に向かいサヨナラの時間が近づいていく。

迫りゆく最後の時に、私は寂しさが堪えきれず涙が流れた。

「LiLikaちゃんどうしたの?!」

「だって…もうすぐサヨナラだから…」

本当は、相手に別れを惜しんでもらう為に、笑顔で綺麗に別れようと思っていたのに。
そう計算通りにはいかないもんだな。

 

「泣かないでLiLikaちゃん。またいつでも会えるよ」

「いつでも会えないじゃん。次いつ日本帰ってくるの?」

「うーん・・1年後とか?」

「遠すぎるー!そんなに待てないー」

「あははww」

 

「何が寂しいって、富豪イケメンは全然寂しそうじゃないのが一番寂しいよ」

「そんな事ないよ。 LiLikaちゃんの泣いてる姿を見て俺も今すごく寂しくなってるよ」

全く感情がこもってないそんなセリフを吐きながら、泣きじゃくる私を抱きしめ何度もキスして髪を撫でる富豪イケメン。

 

「会えないのつらいから、もうきっぱりサヨナラしたい…けどサヨナラしたくない…どうすればいいのか分かんない」

 

海外に住む結婚願望のない彼と、日本に住む結婚がしたい私が、今後繋がっていても何の意味も価値もメリットもない。
繋がっていたってどうせ会えない。そして、会ったところで結婚もできない。

 

もう誰がどう見ても結論は出ている。

 

ここで「永遠のサヨナラする事」が、最善策なんだ。

 

頭では分かっている。でも気持ちが追いつかない。さよならしたくない。涙が止まらない。

 

新幹線の出発は、私の地元への新幹線が先。彼が後だった。
私が乗る新幹線が到着するまでの時間が刻々と近づいてくる。

 

私は決断した。

涙を止めて、固く表情を作った。

 

「決めた。さよならする。」

「………本当に?」

「…うん。」

キリッと作った表情を作るのも限界。涙が勝手に溢れてくる。

ハンカチで涙を抑えながら、私は意を決して言った。

 

「さよなら…短い間だったけどありがとう。…富豪イケメン大好きでした」

 

最後の言葉を言い終わると同時に、新幹線がホームにやってきた。

 

「…分かったよ。俺もLiLikaちゃんの事大好きだよ。出会えてよかった。」

 

その言葉に私はまたハンカチで顔を抑えながら泣き出した。

 

そして私は新幹線に乗り込む。
振り返って富豪イケメンを見ると、すごく悲しそうな表情をしていた。

 

(悲しくも何ともないくせに。親も友達も必要としないサイコパスのくせに。)

 

寂しさ、憎さ、好き、という感情が入り混じって私の心の中はグチャグチャだった。

 

もう声を出す事もできず、手を振った。

そして、扉が閉まって新幹線は走り出し、困ったような優しい笑顔を向けた彼の姿が見えなくなった。

 

彼の姿が見えなくなって、もう二度と彼と会う事はないという現実が重くのしかかり、私はその場に崩れ落ちた。

人目なんて気にする余裕もなかった。
声が漏れるほどに泣き続けた。

 

 

終わりに



その後、彼からLINEが届いていた。

「○○歳の記念になる誕生日を祝ってくれて、素敵な旅館を予約してくれて本当にありがとう。
 たくさん笑って楽しくて幸せな思い出に残る誕生日が過ごせたよ。
 
 永遠の別れみたいに思わないで。また会うからサヨナラじゃないよ。
 
 また会おうね、LiLikaちゃん。」
 

このLINEを読んだのを最後に一切連絡は取っていない。

もう二度と送らない。

 

富豪イケメンは私に対して愛情なんてこれっぽっちもなかったのを知ってる。
だからサヨナラできたんだと思う。
きっと富豪イケメンからの愛情が少しでもあれば、サヨナラできなかったと思う。

 

私は、彼に背を向けて、新たな道を歩き出す。

後ろは振り返らない。

 

 

さようなら、富豪イケメン。

大好きでした。

 

 

 

ー完ー

 

 

 

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